旅愁鉄道

旅愁漂う鉄道!国鉄及びJRについて語ります。

キハ82系特急ディーゼルカー(北海道仕様)登場!

f:id:jnron1991:20180625082704j:plain

 国鉄キハ82系(北海道仕様)特急形気動車(TOMIX製品)

戦後、高度成長時代に入り、昭和33年に特急形電車151系が登場すると、非電化幹線に特急形気動車を望む声が高くなってきました。そこで、昭和35年10月に日本で開催される第2回アジア鉄道首脳者懇談会でのPRを兼ねて、国鉄初のキハ81系特急形気動車が誕生しました。

編成は9両固定編成の冷暖房完備で、エンジンは水平DMH17H(180ps)で、台車は空気バネのボルスタアンカ方式を採用しています。キハ81系は、昭和35年12月10日より、客車特急の「はつかり」を置き換えて営業運転を開始しましたが、初期故障が多発して、新聞では特急「がっかり」といわれてしまいました。翌昭和36年10月1日に国鉄史上最大の白紙ダイヤ改正で、キハ81系を徹底改良したキハ82系がデビューしました。

キハ82系は第2次特急と呼ばれ、全国8系統の特急運用が誕生しました。キハ82系は、先頭車が分割併合可能な貫通型となりました。台車はディスクブレーキとなり、ブレーキ装置は電磁速動空気ブレーキを採用しています。

また、寒地向車には、耐寒耐雪装備を追加しています。キハ82系特急形気動車(キハ81系を含む)は、昭和35年から昭和42年まで総数384両が製造され、平成4年3月13日の特急「南紀」まで、32年の長きにわたって四国を除く全国主要非電化幹線で活躍しました。

以下に模型で再現できる基本編成を示します。

 

①キハ82+②キロ80+③キシ80+④キハ80+⑤キハ80+⑥キハ80+⑦キハ82