EF64 1031号機(長岡車両センター)登場!
JR東日本EF64 1031号機(第2次量産機・長岡車両センター)直流電気機関車(KATO製品)
EF64 1000番代は、昭和55年10月1日のダイヤ改正から、上越線のEF15・EF16・EF58を置き換えるために登場しました(定格総出力2550kw)。
EF64 1000番代は、0番代最終増備と同じ制御機器類が使用され、重連総括制御・勾配抑速発電ブレーキ付きの抵抗制御方式ですが、0番代よりも耐寒耐雪装備を強化して、発電ブレーキの抵抗容量を増大したことが第一の特徴です(主電動機MT52B・歯車比1:3.83)。第二の特徴は、国鉄初となる電動発電機を三相交流同期電動機化して、電機子をブラシレス化したことです。第三の特徴は、KE70・77形ジャンパ栓上部に作業用照明灯を新設したことです。
なお、第1次・第2次量産機には、メンテナンスフリーの電気暖房用電源のサイリスタ制御式静止形インバータを搭載しています。
EF64 1000番代は、昭和55年9月から昭和57年10月まで、第1次量産機から第3次量産機総数53両が製造されました。
JR化後の平成6年、1031号機は、新津車両製作所で新製された首都圏向けの電車を輸送するために、自連・密連両用の双頭連結器に交換されたほか、電車用のブレーキ読み替え装置が追設されました。
1031号機は、上野~長岡間で寝台特急「北陸」「出羽」「鳥海」「あけぼの」を牽引してきました。
しかし、平成26年3月14日で、最後まで残っていた寝台特急「あけぼの」が廃止されてしまいました。このうち、Nゲージで製品化されているKATOのEF64 1031号機、KATOの寝台特急「あけぼの」及びTOMIXの寝台特急[北陸」の編成を以下に示します。
寝台特急「あけぼの」の平成20年3月15日から平成26年3月14日までの運用。
上野~青森間(長岡)
(上野方)①オハネフ24+②オハネ25+③オハネ25+④オハネフ25+⑤オハネ24-550+⑥オハネ24-550+⑦スロネ24-550+⑧オハネフ24+カニ24
*①号車はレディースゴロンとシート、⑤⑥号車はソロ、⑦号車はシングルデラックス、⑧号車はゴロンとシート。
寝台特急「北陸」の平成2年3月10日から平成11年3月12日までの運用。
上野~金沢間
(上野方)①スハネフ14+②スハネ14-700+③オロネ14-700+④スハネ14-750+⑤スハネフ14+⑥スハネフ14+⑦スハネ14-750+⑧スハネ14-750+⑨スハネ14-750+⑩オハネ14+⑪オハネ14+⑫スハネフ14
*②、④、⑦~⑨号車はソロ。②号車はシャワールーム付。
*③号車はシングルDX.