旅愁鉄道

旅愁漂う鉄道!国鉄及びJRについて語ります。

EF66(後期型・ブルートレイン牽引機)登場!

f:id:jnron1991:20180630075213j:plainJR西日本EF66 0番代(第7次量産機)直流電気機関車(TOMIX製品)

昭和41年10月1日のダイヤ改正から、EF65 500番代F形重連牽引による、1000t時速100kmの高速貨物列車が運転を開始しましたが、出力が過大で、変電所にも無理がかかることから、EF65の1.5倍の出力を持つ機関車が計画されました。そこで、試作機EF90 1号機が誕生しました。

そして、2年間にわたる長期性能試験を実施した結果、昭和43年に誕生したのがEF66です。同機は、歯車比を高速型の3.55にしたほか、駆動方式を大出力主電動機(MT56形650kw)による高速走行に備えた中空軸可トウ吊掛式としました(定格総出力3900kw)。

ブルトレ牽引は、第7次量産機の40~55号機が昭和60年3月14日から開始し、九州ブルトレが全廃される平成21年3月13日まで、24年の長きにわたって、九州ブルトレの牽引機として君臨しました。

NゲージでKATOから製品化されているEF66(後期形・ブルートレイン牽引機)、最も豪華だった寝台特急金帯「あさかぜ」及び晩年の下関止まりの寝台特急「あさかぜ」の編成を以下に示します。

 

寝台特急下り「あさかぜ1号」上り「あさかぜ4号」の昭和62年3月14日から平成2年3月9日までの運用。

東京~博多間

(博多方)カニ24-100+①オハネフ25+②オハネ25+③オハネフ25+④オハネ24-700+⑤オロネ25-700+⑥スハネ25-700+⑦オシ24-700+⑧オハネフ25+⑨オハネ25+⑩オハネ25+⑪オハネ25+⑫オハネ25+⑬オハネ25;+⑭オハネフ25

(牽引区間)東京~EF66~下関~EF81-400~博多

*④号車はカルテット、⑤号車はシングルDX、⑥号車はデュエット、⑦号車はオリエント調食堂車。

 

寝台特急下り「あさかぜ3号」上り「あさかぜ2号」の平成2年3月10日から平成17年2月28日までの運用。

東京~下関間

(下関方)①オハネフ25-300+②オハネ25+③オロネ25-300+④スハネ25-300+⑤オハネ25+⑥オハネ25+⑦オハネフ25+⑧オハネ25+⑨オハネ25+⑩オハネ25+⑪オハネ25+⑫オハネ25+⑬オハネフ25

(牽引区間)東京~EF66~下関

*③号車はシングルDX、④号車はラウンジカー。

*平成6年12月3日から、「あさかぜ1号」「あさかぜ4号」は廃止となる。