旅愁鉄道

旅愁漂う鉄道!国鉄及びJRについて語ります。

キハ181系「つばさ」登場!

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国鉄キハ181系(2次車)特急形気動車 特急「つばさ」(KATO製品)

キハ181系は、非力なキハ80系気動車のスピードアップを目的として、大出力エンジンを搭載して昭和43年10月1日のダイヤ改正で特急「しなの」でデビューしました。

キハ181系は、キハ91系量産先行試作車で試用した数々の新機軸を盛込んで設計され、駆動機関はDML30HSC(500ps)を搭載し、2軸駆動方式、ブレーキ装置は応荷重制御弁付電磁自動空気ブレーキを採用して、時速120km走行が可能となりました(昭和46年製からDML30HSE)。2次車からは、ディスクブレーキとなりました。

キハ181系は中央西線の特急「しなの」の運用が好調だったため、昭和45年2月10日から、奥羽本線を走行する、特急「つばさ」の運用が開始されました。当初は10両編成でしたが、昭和46年7月2日から12両編成に増強され、しだいに、板谷峠でオーバーヒートする事象が増え始め、国鉄はついに、昭和48年10月2日のダイヤ改正から、予備車確保のために1両減車して、11両編成で福島~米沢間にEF71の補機を連結することに決定しました。

この処置は、昭和50年11月25日、485系特急形電車に置き換えられるまで続きました。

しかし、キハ181系は他線区では大きなトラブルはなく、昭和43年から昭和47年までに158両が製造され、北海道を除く全国各地で活躍しました。そして、2010年に定期運用から完全撤退しました。

Nゲージで製品化されているKATOのキハ181系特急「つばさ」の編成を以下に示します。

 

特急「つばさ」の昭和47年3月15日から昭和48年10月1日までの運用。

上野~秋田間

(上野方)①キハ181+②キロ180+③キサシ180+④キハ180+⑤キハ180+⑥キハ180+⑦キハ181+⑧キハ181+⑨キハ180+⑩キハ180+⑪キハ180+⑫キハ181