旅愁鉄道

旅愁漂う鉄道!国鉄及びJRについて語ります。

ED70登場!

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 国鉄ED70交流電気機関車(KATO製品)

ED70は、昭和32年10月1日のダイヤ改正で、北陸本線田村~敦賀間の交流60Hz区間に、我が国初の量産型交流電気機関車としてデビューしました。ED70は、当時仙山線で試験運転した試作機ED45の1号機をベースに大容量・大出力化(定格総出力1500kw)したもので、駆動方式はクイル式(主電動機MT100・歯車比1:5.69)を、整流器はイグナイトロン水銀整流器を採用しています。製造当初は重連総括制御用ジャンパ栓を装備していましたが、昭和36年からEF70が登場すると、貨物列車の重連運用がなくなったため、貫通扉を溶接で固定し、重連総括制御用ジャンパ栓は撤去されてしまいました。製造両数は19両で全車、三菱電機・新三菱重工で製造されました。

ED70は、試作要素が強く多くの機器トラブルに悩まされたにもかかわらず、昭和50年の全機廃車となるまでに、急行「つるぎ」「立山」「白山」「能登」「越前」「日本海」「北陸」「きたぐに」を牽引し、大活躍しました。

このうち、KATOからNゲージで製品化されているED70及び寝台急行「つるぎ」の昭和43年10月1日から昭和47年3月14日までの編成を以下に示します。

 

大阪~富山間

(大阪方)マニ60+マユ35+①オロネ10+②スハネ30+③スハネ30+④スハネ30+⑤スハネ30+⑥スハネ30+⑦スハネ30+⑧スハネ30+⑨スハ43+⑩スハフ42

(牽引区間)大阪~EF58~米原~DE10~田村~ED71~富山